リレーコラム#04 こどもがまちで働くワケ


”没頭する力”は、人が何才になっても人生を豊かに歩む唯一の方法だといっても間違いないと思っています。               

 _ ReDO代表取締役 福祉環境設計士 藤岡聡子

2018年11月、渡英し、英国の福祉現場をみてきました。髪型を褒めてくださったマダムとぱちり。


リレーコラム4回目は、第3子出産したばかりなのにイギリスへ視察に行って帰ってきたばかりの藤岡聡子さんを直撃。現在軽井沢にこれまでにない在宅医療施設の立ち上げ準備をしている聡子さんが作りたいとものと、こどもDIY部がつくりたいものが近いような気がしたので、話を聞いてきました。


Q1. 聡子さんのお仕事や主な活動を教えてください。

2010年に50人規模の老人ホームを立ち上げてから、介護の場所をいかに地域に開いていこうか?を考えながら色々な試みをしてきました。2015年にはデンマークに留学し、教育と福祉が横断している環境、そんな暮らしが当たり前になればいいなあとヒントを得て帰国しました。その後、東京は豊島区、椎名町でまちに長く暮らす人から話を聞く「しいなまちの茶話会」を主宰。全8回で100名を越える、5才から大人まで様々な人たちが出会う機会をつくりました。この茶話会がきっかけで、2017年から約1年間「長崎二丁目家庭科室」では、自分が少しだけ得意なことを持ち寄って教え教わる、という場所を運営。年齢や所属に関係なく、好きなことでまちの人とつながる、という試みをしていました。

今は、2020年に長野県は軽井沢町で、在宅医療の拠点づくりのため準備をしているところです。


Q2. 仕事や活動をしながらこういう瞬間が楽しい!というエピソードはありますか?

私はあくまで、場所を運営するだけ。そこに集まってくださる方々の”奇跡の連続”に毎日感動しっ放しでした。例えば、「長崎二丁目家庭科室」にミシンを使いたいと人が来てくださるんですが、私はミシンがまったく使えない。糸通しもあやしいわけです(笑)。どうしようかしらと試行錯誤していたら、たまたま通りかかった人生の大ベテランの方が、腰をシャキッとして、ミシンの使い方を教えてくださったりする。編み物の習いごとでも、最初編み目の読み方すら難しい〜!と話していた方が、お子さんのどんぐり帽を完成させていったり。でもとっても小さいことだけれど、私にとっては、それが奇跡だなって思うんです。



2017年「長崎二丁目家庭科室」最終日の様子です。毎月大賑わいだった、きょうこさんのお料理教室が最後の習いごとでした。



Q3. こどもたちやお年寄りを取り巻く環境が変わったらいいのにと思うことがあったら教えてください。

何か、好きなことで自然と集まっていて、気付いたら混ざっていた、という環境をつくっていきたいなと思っていますね。何かわざとらしく〇〇を訪問します、訪問されました、ではなくって、あくまで暮らしの中で自然と混ざっている。もちろん、無理やりに混ざらなくていいんです。お互いの存在が意識できる距離にいれば、生と死が近い存在になると思っているので。



2017年「長崎二丁目家庭科室」、編み物の会の様子。みなさん没頭しています。賑やかな中で集中されていたのが印象的でした。



Q4.我が子にはどんな人生を歩んで欲しいと願っていますか?

今現在、6才、3才、0才の子どもがいます。

やはり、年齢に関係なく好きなことに没頭する人生を送って欲しい、それだけですね。


Q5.「こどもスタートアップ塾」「こどものまちをつくろう」にどんなことを期待しますか?

「こどもスタートアップ塾」「こどものまちをつくろう」は、まさに、好きなことに没頭するメンツが集まってくる場所ですよね。この”没頭する力”は、人が何才になっても人生を豊かに歩む唯一の方法だといっても間違いないと思っています。

まだ我が子は参加年齢に達していないので、参加できる年齢になるのが今から楽しみで仕方ありません!たくさんのお子さんが”没頭する力”を育める社会になりますように、坂田さんのこのチャレンジを心から応援しています。



なんとなんと、最後に応援までしていただきました。ありがとうございます。

「生と死が近い存在」「没頭する力」「奇跡の連続」という心にひっかかるワードを抜き出して考えたときにふと頭をよぎったのは、今は「生まれたあと」と「死んでいく前」こそが、好きなことをめいっぱいできる時。

でも「LIFE SHIFT」が現実になるなら、人生通して「没頭する力」を発揮できるようになりたいと思う。そのためには生に近い場所にいる間にたくさんの没頭する体験して、それを当たり前のこととして続けていくことが必要になるのかも。

そんな気付きを得て自分たちが今どんだけ大きな変化の波に飲み込まれようとしてるのかを感じて、背筋が伸びる思いです。





NPOこどもDIY部では、様々な職種のプロがこどもに起業アドバイスするできる「講座」と、こどものアイデアで起業し会社のHPやECサイトを立ち上げる「こどもスタートアップ塾」を始めます。こども達が思いを会社という形で発信できるプラットフォームを一緒に作りませんか?


こどものまちをつくろう ホームページ

東京都豊島区、新宿区、中野区、練馬区の境い目あたりで開催される、こどもたちだけでまちをつくるあそびについて紹介するホームページです。次回は2019春の開催を目指しています。それまでに、小さい規模の遊びをいろいろなところで展開していきます。